プランターで和棉を育てる -古い種から芽が出ました

2017年6月1日

思ったよりたくさん発芽

間引かないといけません

棉の種。茶色いのは茶棉の種。自然の色です。

毎年、プランターに和棉の種を蒔いています。
わたにもいろいろ種類があって、よく知られているのは丸い実が上を向いて生るコットンボール。和棉は、雨の多い日本の気候に合わせて進化したものらしく、下を向いて実が生るのが特徴です。
霜の心配がなくなったらまき時ということで、ゴールデンウィークから梅雨が始まるまでの間に蒔いています。ただ、去年は手抜きをしてちゃんと間引いたり摘芯をしなかったので、小さな実しか生らずに種も小さなものしかとれませんでした。
一応まいてはみたものの、案の定芽が出ず、どうしたものかと思っていました。
以前は、母が綿の畑を作っていて、そちらから実やら種やらいろいろもらっていたので、種もまくところが足りないくらいだったのですが、ここ何年かはプランターで育てて種を取っていました。古い種はたくさんあるのですが、棉の種は古くなると、すごく発芽率が落ちるらしいのです。
ちゃんと育ててあげればよかったなぁ、と反省してもあとの祭ですが、ダメもとで古い種をまいてみました。発芽率が悪いと聞いていたので、もう、ほとんど出ないだろうと思って、土の上に敷き詰めるくらい種を敷いて、土をかけて水をかけるという、あらっぽいやり方でしたが、一週間ほどしたらなんと!芽が出てきたのです。意外とたくさん。
他のプランターに移植したいところなのですが、棉は移植も嫌いらしいのです。
でも、だめかもしれないけど、やらないよりはやったほうが、可能性があるわけですし、空いているプランターに移してみようかと思います。
もう一鉢、種を蒔いていたのですが、そちらはまだ1本くらいしか芽が出ていません。日当たりが若干悪かったのかもしれないのですが、微妙な条件の差でしょうか。
種があまり一般的に流通していないので、今年はちゃんと育てて、来年のためにしっかり種を取りたいと思います。

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草木染めの魔法つかい®

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染・織・描【草木の色と水の彩】中の人

ネットショップ【ハンサムなマフラーの店】店主

母親が染織家で幼いころより草木染めや手織りが生活の中にありました。今は母に習いながら、自分も草木染めや手織り、糸紡ぎなどにはまる日々です。

母に巻き込まれながら蓄積してきた、染織まわりのいろいろなことについて発信中。ちょっととっつきにくいイメージの草木染めや手織りを、身近に感じてもらって、楽しんでいただきたいと思っています。

染織&縫製・デザイン・イラスト・販売その他担当。

猫好き。

草木の色と水の彩(くさきのいろとみずのいろ)は、草木染などで自然の色を扱う人=「草木の色」と、水彩で絵を描く人=「水の彩(いろ)」が一緒に作るお店という意味を込めた屋号です。

糸紡ぎの実演などの場で、物語みたいとか魔法みたいと言われることと、染織の様子を改めて見ると確かに魔法使いみたいと思ったことから、【草木染の魔法使い®】を肩書に。物語のように楽しんでいただけたら嬉しいです。

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